西日本豪雨災害から、まもなく2年

西日本豪雨災害から、まもなく2年。

先日、被災した竹原市東野町を取材しました。

2018年7月6日の夜、東野町では大規模な土石流が発生。

お一人の方が犠牲になり、川の氾濫で町は泥の海となりました。

私は被災10日後に訪れましたが、田畑は泥につかり、

山裾の家は岩や流木でなぎ倒されたままという、無残な光景が広がっていました。

2年ぶりに見た町は、更地が目立つ場所もありましたが、

鮮やかな田園風景を取り戻し、砂防堰堤の工事も進んでいました。

 

「町が災害前の姿に戻りつつあることについて、どう思いますか?」という私の問いに、

元自治会長の男性は、「まだ6,7割といったところです…」と答えました。

実際に、被害の大きかった場所に向かうと、田んぼの中に残る流木や、

土に埋まったままの墓地など、その言葉通りでした。

第一印象でほぼ復旧していると思ってしまった自分を反省しました。

(2年前にもお世話になった、東野町の元自治会長 山田さん)

 

「肝心なことは目には見えない」(by星の王子さま)という言葉がありますが、

一見、ほとんど元通りに戻ったかのような町も、

一歩踏み込んでみると、まだまだ復旧の途中で、手つかずの部分もあること。

さらには、行政の手が回る見込みもなく、自分で何とかするしかない、

でもどうすることもできず悩んでいる被災者がいることを知りました。

 

また、「ボランティアさんがたくさん来てくれて、本当に助かった」と、

まるで昨日のことのように話される方や、

「今ようやく、当時のことが話せるようになった」とおっしゃる方もいて、

豪雨災害は過去の事ではないと痛感しました。

 

この取材の模様は、来週月曜日、7月6日の「テレビ派」で放送します。

西日本豪雨から2年の特報として、被災地の今や、新たな研究で分かったことなどを紹介。

災害から命を守るために大切なことを考えます。

是非ご覧ください!

(被災当時の話をして下さった、長善寺 大内住職)