月別アーカイブ: 2017年4月

ドタバタかいご備忘録⑩ 介護の始まり

当時、母は日に数回、薬の効果が切れて動けなくなりました。

急にスイッチが切れたように体がこわばり、

立ち上がりや歩行などが自力でできなくなります。

さらに一番大変なのが、薬が切れる度に現れる、うつ症状。

「このまま薬が効かず、死んでしまう!」と思い込んでしまうので、

薬が効くまで横になってゆっくり待つということができません。

その時間はいつやってくるか分からないし、薬も服用時間が決まっているので、

動けなくなったからといってすぐに次の薬が飲めるとは限りません。

再び体が動き出すまで、1時間以上かかることもあり、

母にとっては体が動かない苦しさと、死の恐怖に耐える時間、

私にとっては、そんな母の体をさすり、なだめ続ける時間になります。

同居を始めた最初の頃、母は私にできるだけ迷惑をかけたくないと頑張り、

私は母の望むことに100パーセント応えたいと頑張っていました。

しかし、1カ月もすれば、お互いに遠慮がなくなっていくものです。

母は、薬が切れると頻繁に私を呼ぶようになり、

薬が効くまでずっとそばにいてほしいと言うようになりました。

一方で私は、家事や育児もあるのだから付きっきりにはなれない、

できるだけ我慢してほしいと思うようになりました。

 

徐々に募っていく不満。

互いに、感謝の言葉より、愚痴が増えていきました。

悪化していく母娘の関係…。

そして、そんなひずみに拍車をかけたのが、夜中の介護でした。

我が家の新年度

新年度のスタートから半月が経ちましたね。

我が家の子供達も、それぞれ、入学、進級と、新たな一歩を踏み出しました。

 

長女は、地元の中学校に入学。

入学式では、ブレザーにチェックのスカートという制服姿が、

急に大人っぽくなったように見えて、私は入場の時から早速泣いてしまいました(汗)

中学校は校則が厳しくなり、今までずっと下ろしていた髪を結ぶことに。

入学式の日だけ私が結びましたが、

翌日からはちゃちゃっと自分で一つや二つに結んで出かけています。

教えた覚えはないのですが、いつのまにか何でもできるようになっているんですね。

先週末は初めての授業参観があり、地理の授業を観てきました。

内容は、地図帳から様々な都市の位置を調べる方法。

中学生の授業は、「へぇ~」と改めて教えられることも多くて、勉強になりますね~。

私、中学生から勉強をやり直したほうがいいかも…(^_^;)

 

長男は小学4年生になりました。

だれとでもすぐに仲良くなれる性格なので、新しいクラスにも早々と慣れた様子。

一方で、「学力の差が出るのは4年生から」と聞いたことがあるので、

私は戦々恐々としています。

特に心配なのが、漢字。

冬休みにも、これまでに習った漢字を家で書かせてみたのですが、驚くほど書けない(>_<)

書き順もめちゃめちゃ!

何回か書かせて覚えさせようとするのですが、

鉛筆を持った途端あくびをしだすわ、分からないからイライラして真面目にやらないわ、

もう、私は何度声を荒らげたか分かりません。

なんて言ったって、「“はくせん”って何?」「“えきちょう”って何?」という風に、

問題の言葉の意味から分からないので、道は険しいです(涙)

 

次男は、年長組に進級しました。

次男の通う保育園では、学年によって帽子の色が変わります。

年長組は青色の帽子で「あおぐみさん」と呼ばれていて、園児達の憧れ。

次男も「4がつになったら、あおぐみさん!」と、ずっと前から楽しみにしていました。

初めて青い帽子をかぶった日は、もう、それはそれは誇らしそうでかわいかったです。

かぶった姿を玄関の鏡で確認していましたから(*^_^*)

保育園でも、率先して先生のお手伝いをするなど、やる気満々の様子。

子供の純粋さには、心が洗われますね。

これから、子供達にとって、素晴らしい日々が待っていますように…♪

 

ドタバタかいご備忘録⑨ ついに広島へ

2004年12月、母がついに広島にやってきました。

これでようやく、母に親孝行ができる… 私はやる気に満ち溢れていました。

母の部屋は、トイレに一番近い、私の寝室の向かい側にしました。

夜中にトイレに行きたくなって呼ばれても、すぐ連れて行けるようにです。

また、日中は母と外出することを心がけました。

横浜では「急に薬の効果が切れて動けなくなるのが怖い」と言って

家に閉じこもっていた母に、外出に慣れて、前向きに生活してもらいたかったからです。

特に足を運んだのは、パーキンソン病友の会の集まりでした。

同じ病気でも明るく生きていらっしゃる方がたくさんいることを知ってほしい、

そして、私の育休が終わっても母が一人寂しくならないように、

友達を作ってほしいとの思いからでした。

娘を抱っこひもで抱っこしながら、いつも母と一緒に友の会のコーラスクラブなどに

参加していました。

あの頃の私は、母に広島に来たことを後悔させたくないと必死だったのです。

(広島に来て半年が過ぎた頃の母)

 

朗読劇コンクール

先月、我が家の子供達が、はつかいち朗読劇コンクールに出場しました。

朗読サークルや小・中学生の仲間など13団体が出場、絵本や教科書作品などを演じます。

実は、長女がこのコンクールに参加するのは3度目。

一昨年、去年は同級生の友達3人で出場したのですが、今年そのうち1人の都合がつかず、

代わりに「出たい!」という弟たちをメンバーに加えることに。

我が家の3人きょうだいとお友達1人の4人体制で挑みました。

 

今回選んだ作品は「くまのこうちょうせんせい」という絵本。

主要登場人物(動物?)のくまの校長先生を8歳の長男が、

児童のひつじくんを5歳の次男が、ナレーションを長女と長女の友達が担当しました。

本番の1か月ほど前から、週末を中心に練習を始めましたが、大変だったのは、

長男と次男を練習に集中させること。

一回通して練習しただけで、もう遊びたくてうずうずしだすし、

校長先生がひつじくんの頭をなでるシーンは、恥ずかしがってちゃんとやらないし、

時には長男と次男がケンカを始めて、長男はふてくされ、次男は泣きべそをかいて、

練習どころではなくなってしまうこともありました。

 

そして迎えた本番。

4人は、廿日市市のさくらぴあで小ホールの舞台に立ちました。

長男と次男にとっては初めてのステージ。

審査委員やお客さんを前にして頭が真っ白にならないか、ハラハラしながら見守りましたが…

心配をよそに、子供達はよくがんばりました。

特に驚かされたのは、長男の演技派ぶり。

ひつじくんに優しく言い聞かせるシーンでは、練習でも見たことがないくらい

心のこもった口調で、私は感動して思わず涙が出てしまいました。

さらに、一番心配していたのが、次男の見せ場。

校長先生への長い手紙を読むシーンと、

「たすけて~。こうちょうせんせいがたいへんだ。たすけて~!」と大声で叫ぶシーン。

まだ字が読めない次男が、一生懸命覚えたセリフを間違えずに言い終えた時は、

ホッとして、客席でエドはるみさんばりの「グゥ~!」をしてしまいました(笑)

途中で、長男が少しセリフを間違えたり、段取りを忘れたりということもありましたが、

頼りになるお姉ちゃん達が上手にフォローし、ミスとは気づかれなかったかもしれません。

 

ちなみに、コンクールの結果は…

廿日市市文化協会賞を頂きました!

最優秀賞1チーム、優秀賞2チームに次ぐ、今年新たにできた賞だそうです。

初出場での受賞となった長男と次男はきょとんとしていましたが、

3回目の出場だった長女とお友達は「今回が一番緊張した」と話していただけに、

この受賞の喜びは格別だったようです。

 

後日、次男が「ぼくたち、ゆうしょうしたね。」と、幸せな勘違いをしていたので、

家族で大笑いしました。

でも、優勝と同じくらい、子供達にとっては嬉しくて貴重な経験となったようです♪

 

ドタバタかいご備忘録⑧ 母を迎える準備

母が広島に来ることが決まってから迎えるまでの間、私は2つのことに取り掛かりました。

1つは、母が広島でお世話になることになる、パーキンソン病の医師探し。

なんの当てもなかった私は、広島のパーキンソン病友の会、いわゆる患者の会を頼りました。

友の会が開いていた相談会に赴き、病状や希望などを聞いてもらい、

母に合った先生を紹介してもらいました。

 

2つ目は、ケアマネージャー探しです。

母の場合、横浜で要介護2の認定は受けていましたが、広島で介護保険のサービスを

利用するとなると、改めて広島でケアマネージャーを決めなければなりません。

ケアマネージャーは、介護認定を受けた人に対し適切なサービスを選んだり、その計画が

うまく進んでいるかをチェックしたりと、介護を受ける本人、家族と深く関わります。

それだけに相性も大切なのですが、自治体でもらうリストだけでは、

具体的にどの施設にどんな方がいるのか分かりません。

困った私は、近所に「介護ヘルパー」と大きく書かれたビルを見つけ、

ここにいる人に聞けば何か分かるかもしれないと飛び込みました。

ちなみにそこは、ケアマネージャーのいる施設ではなく、

ホームヘルパーを派遣する会社だったのですが、ありがたいことに

「この辺りのケアマネージャーには詳しいので、相談にのりますよ。」と応じていただいたのでした。

こうして無事にケアマネージャーが決まり、介護保険を利用して介護用ベッドもレンタルできました。

あとは、母を待つだけとなったのです。

(私の長女(生後1か月未満)を抱っこする母)

無限の住人

月曜日のテレビ派で放送した、TKさん(あえてイニシャル(笑)小室哲也さんではありません)と、

杉咲花さんへのインタビュー。

すごい反響で、番組へのメールをはじめ、行く先々で話題にされ、

今までほとんど話しかけられたことがなかったコンビニの店員さんにまで「羨ましい~」と言われました。

さすがスーパースターです。

「よかったですね」「こっちまで興奮しました」など温かい反応が多く、

ファンの皆さんの懐の深さを感じました。

ありがとうございました!

 

今月29日からロードショーとなる映画「無限の住人」。

アメリカで「漫画のアカデミー賞」と呼ばれる賞を受賞した、沙村広明さん原作の人気コミックを、

木村拓哉さんと三池崇史監督という日本を代表する表現者二人がタッグを組み、実写化しました。

木村さんが演じる万次は、望んでもいないのに不死身の身体にさせられた侍。

自分の目の前で惨殺された妹に似た凛(杉咲さん)という少女に敵討ちの用心棒を頼まれ、

個性的な強敵たちと激闘を繰り広げます。

撮影が行われたのは、真冬の京都。

極寒の中、着流し一枚、裸足に草履で、右目をふさぎ、

ノースタントで壮絶な斬り合いを演じた木村拓哉さん。

「原作の中の万次がそうだから。ただ、万次を具現したかった。」と話すその姿勢は、

ぶっきらぼうに見えてピュアで誠実な万次そのものだと感じました。

 

杉咲さんが「演技と分かっていても怖かった」と言うほど激しすぎるアクション、

福士蒼汰さんや市川海老蔵さんなど豪華共演者陣、

そして、本当のきょうだいのように心を通わせていく万次と凛の微笑ましいやりとり…

ドキドキとじ~んがたくさんつまった映画です。

 

映画「無限の住人」は、4月29日公開です!

是非是非、ご覧ください!!!