月別アーカイブ: 2018年7月

心の支援

先週、西日本豪雨の被災地である広島市安佐北区白木町と、

竹原市東野町を取材しました。

安佐北区白木町は、犠牲者はいませんでしたが、

川の氾濫でJR芸備線の鉄橋が流されていたり、

県道の片側が崩れ通行止めになっていたりと、災害の爪痕がいたるところに見られました。

床上浸水した家では、水につかった家具などを庭に運び出していました。

中には、亡くなったお母さんの嫁入り道具だった箪笥も。

乾かしても泥の匂いが取れないため、廃棄するしかないそうです。

大切な思い出までも奪う災害の非情さを感じました。

 

竹原市東野町は、土砂崩れでお1人の方が亡くなっています。

豪雨から10日以上経っても、麓の一帯は、大木と岩と土砂で埋め尽くされていました。

「東野の状況を知ってほしい」とテレビ派に情報を下さった方に

お会いすることができました。

私達取材クルーを目にした瞬間、感極まっていらっしゃったのが印象的でした。

土砂の撤去を手伝えるわけでもなく、ただ取材することしかできない自分に

無力さと申し訳なさを感じていましたが、

被災された方にとって、現状を広く知ってもらうこと自体が力になるのかもしれないと

気付きました。

被災地に目を向け続け、被災者に思いを馳せ続けることも、心の支援になりそうです。

西日本豪雨災害

この度の西日本豪雨で被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。

 

私は昨日、被災地の一つである広島市安芸区の矢野地区を取材しました。

被災された方にカメラを向けてお話を伺うのは心苦しく思いましたが、

大変な状況の中、たくさんの方が応じて下さいました。

気丈に話しながら、ふとした瞬間に涙ぐまれる方も。

歯を食いしばってこの状況を乗り越えようとしていることが感じられました。

そして、「是非テレビで伝えてほしい」と言われたのが、

様々な支援に対する感謝の思いでした。

「避難所に着いてすぐ、地元企業や商店街の皆さんから送られてきた食事が、

どれほどありがたかったか…」

「世間の温かさを知った」

「物流網が寸断し各地で品薄になっている中、私たちは物資をいただき申し訳ない」

ともおっしゃっていました。

 

一方で、被災地の中には、未だ断水や停電が続き、道路も寸断され、

孤立状態のところが多くあります。

「テレビ派」にも、救いを求める被災者の方々から、

たくさんのメール・ファックスが届いています。

「物資や水が届かなくとも、報道の目は向けてほしい」という切実な思い。

私達に何ができるのか、考える日々です。

 

「24時間テレビ」では、この大雨被害の緊急募金をインターネットで受け付けています。

詳しくは、広島テレビのホームページでご確認ください。

皆様のご協力をお願いいたします。

ドタバタかいご備忘録㊴ 体重増加計画

医師の勧めを断るのは勇気がいるものです。

胃ろうを拒んで、もし母に万が一のことがあったら本末転倒ではないか…とも悩みました。

それでも、私は、母の可能性にかけたいと伝えました。

医師には、「この先、体重が35キロを下回った際には、胃ろうを行わざるを得ない」と

忠告されましたが、ひとまず様子を見ることが許されました。

その日から、私は、母の体重を増やすことを一番に考えるようになりました。

母に会いに行く日は、飲み込みやすいゼリー飲料や、プリン、ヨーグルトなどを

いくつも買って持参。

カロリーが1キロカロリーでも高い物を選びますが、

一袋せいぜい200キロカロリーくらいで、

高カロリーの物を探すのはこんなに大変なことかと気付かされました。

施設の看護師は、医療用の高カロリー飲料をゼラチンで固めて食べやすくし、

毎日出してくれました。

介護士の皆さんも、「今日は、ゼリーを3分の2まで、食べることができました。」とか、

「プリンを気に入って、全部食べられたんですよ!」などと、詳しく報告してくれました。

そんな周りの思いが伝わったのか、母に大きな変化が表れました。

「食べなければ!」という意欲が見え始めたのです。

一つ一つ課題に取り組むかのように、一口一口、一生懸命に食べる母…

私はそんな姿を見て、母を心から愛しく思いました。

その後、母の体重は徐々に増加。

なんとか39キロまで戻すことができ、胃ろうの話は立ち消えとなったのです。