カープファンの作り方

マツダスタジアムがすごい。
この日までの11試合の入場者の平均を計算してみた。

29599人。ファンの期待の大きさが分かります。
チームは残念ながらスタートダッシュとはならなかったけれど、
本拠地での成績が7勝4敗。地の利はあります。

もちろん、盛り上がっているのは広島だけではありません。

10年ほど前、いつも声援を送る神宮球場のファンに対し、
選手自らの発案で最終戦にサインボールを投げ込んだこともありました。

そう、関東のカープファンも熱い。

関東という地で彼らはどうやってカープファンになっていくんだろうか。
聞いてみたい。

「お疲れ様です!」

その関東からやってきた一人の男。

日テレ系朝の顔。日本テレビ桝太一アナウンサー。
カープファンとして知られる彼はよく広島に来ます。
それもプライベートで。
今年は開幕に続き、もう2度目。
よし、桝アナへ取材開始です。

きっかけは津田恒実さん。

先に大好きな選手がいて、そのチームを応援していくパターンです。

カープの記事をスクラップ。

ふむふむ。これもよくある。

そして妄想で勝手に試合をし、テーブルスコアを作る。

ん?。

そこにスポーツ原稿のようなものも書く。

ほ、ほう…。

よく書いていたフレーズは「最後はやっぱり津田」。

さすが東京大学卒。小学校低学年のやれることじゃありません。
あの、もうちょっと一般的な…そうだ、カープのどこに惹かれたかを…。

「ボク自身、すごく不器用なんですよね。」
桝アナの表情が少し変わった。

決して恵まれた環境ではないチームに、一生懸命さを感じた。
泥だらけになって、かっこ悪くても頑張る姿に心を動かされた。
うまくいかない中で、必死に戦うチームに自分を重ね合わせた。
体育の成績が実際は1の内容だけど、
「桝君は本当に一生懸命だから」という理由で2にしてもらった。

なるほど。

カープと共に子供時代を過ごし、そして大人になっていく。
声援を送りながら、自分も力をもらう。
チームとファンのいい関係です。

ついでにもう一つ、最近のカープ人気について聞いてみた。

「いつも泥んこになって遊んでくれた幼馴染のお兄ちゃんが、
アイドルグループに入ったような感覚ですかね」

うん、これが一番分かりやすい。