日別アーカイブ: 2016年12月14日

第五回広テレ落語会

「平成落語ブーム」だそうです。
いやこれまでもあった。
ここ10年くらいでいうと、テレビドラマの影響での小さな落語ブーム。
「あれはホントなんですかね。私のところには全然こない」
なんて話す落語家さんもよくいたものです。
それくらい短く小さなブームでした。
現在はその落語家の数もなんと約800人。
これは江戸期以降、過去最多の数だそうです。
しかもこのブーム、若い人たちから火がついた。
テレビはもちろん女性向けファッション誌や最新のトレンド誌、
ビジネス誌などでも特集されてます。

三連休の最終日、新宿にある末廣亭に行ってみた。
伊勢丹や丸井がある新宿三丁目交差点から一本裏手へ。
ビル街の中に歴史ある佇まいの建物が急に現れる。
明治30年の創業で、戦火で消失したものの昭和21年に再建された。
狭い意味での定席の寄席は都内に4つ。
年中毎日落語をやってます。うち一つがここ新宿末廣亭というわけです。
昼の部は12時から。
入ってみると…
ほぼ満席じゃないか。
若い女性の3人組、
観光客らしきご夫婦、
おばあちゃんと孫2人という組み合わせも。
素敵な休日の過ごし方だと思う。
大学生くらいのカップルもいます。
1時間くらいたつと、立ち見が出るほどの大盛況。
なるほど。
落語ブーム、おそるべしです。

ではなぜこの時代に落語なんだろう。
落語では、デキる人はあまり主人公にならない。
どちらかというと失敗ばかりする人たちが主人公になります。
そしてまわりの人たちはその失敗を笑い飛ばし、
あたたかく受け止めてくれる。
失敗とか、弱さとか、人間の欲とか。
そういったものを許してくれる世界に、
現代人は「癒し」を感じるのかもしれません。
さらに落語は想像の話芸。
座布団の上に座る噺家の言葉と身ぶりだけで情景を浮かべる。
その余韻とか、見る人に任されたある意味の「ゆとり」が、
特に若い人たちにうけてる理由なんだとか。

さて、それではお知らせです。
「その平成落語ブームの前」から始めた広テレ落語会も5回目。
またやります。今回は新人に加えゲストも登場。
12月17日エディオン本店本館8階、エディオンスタジオ紙屋町にて。
チケット申し込みはhtvrakugo@gmail.comまで。
出演者情報など詳しくはこちらのフェイスブックページでご確認下さい。
https://www.facebook.com/htvrakugo/