月別アーカイブ: 2020年8月

動いた、みなさんにありがとう!

週の始まり月曜日。
みなさん、いかがおすごしでしょうか。

直前の週末に「24時間テレビ」が放送されました。
今年のテーマは「動く」。
新しい生活のなかでの1回目として、
今年あえて、「動く」。
そんな思いの詰まった放送となりました。

広島テレビも日曜日の午前・午後に
広島のみなさんの動いた瞬間を
取材し放送しました。
わたしは廿日市宮島口で中継。
そこは「けん玉ワールドカップ廿日市」の
パブリックビューイング会場でした。

けん玉ワールドカップ。
毎年廿日市で行われていた、
けん玉の技を競う世界大会です。
国内外、年齢を問わず
けん玉好きたちが一堂に会する
あの空間が私はとても好きです。
ポジティブな空気で満たされているんです。

ただ今年は、件のコロナウイルス禍で、
廿日市での開催は見送られることになりました。

そこから、動いた人たちがいます。
大会を主催する団体はオンラインでの開催を画策。
廿日市の実行委員会もその様子を
パブリックビューイングで映し出すことで
けん玉プレイヤーや市民の熱い思いを
つないでいく決断をしたのです。

誤解を恐れずに言えば、
当日、会場はとても賑やかな雰囲気となりました。
場所も譲り合いながら、、、
楽しくけん玉できる場所を
みなが求めていたのかもしれませんね。

番組ではオンラインで大会に
参加した選手にも密着しました。
大江一輝おおえ・いっき選手です。

「これまでのような声援がなくて、
オンラインよりも緊張した」と
話していましたが、
3度目のけん玉ワールドカップ挑戦で、
見事、予選ラウンドを突破!
400人以上が参加した大会で
世界28位という健闘を見せました。

午前と午後の中継の間に、
パブリックビューイングで
大江選手の演技が映し出されます。
大技「5タップ灯台」は決められず、、、
ですがその頑張る姿を
多くの先輩たちが見つめていました。
次の世代のプレイヤーとして、
大いに期待されていることが伝わってきました。

さらには!
OAの最後の挑戦で5タップ灯台成功!
勝負強さを見せ、次への弾みをつけました。
来年以降の「旋風」が楽しみです!

大会のために動いた多くの人たち。
中継スタッフやわたし自身も、
大きなエネルギーをもらいました。
合言葉は「また廿日市に集まろう」。
これからのけん玉ワールドカップに期待大です!

終わりに、24時間テレビを
今年もご覧くださったみなさん、
募金や番組を通して
ご協力くださったみなさん、
放送を通して「動いてみよう」と
思ってくださったみなさん。
本当にありがとうございました。

 

 

 

嗚呼、今年の夏休み

週の始まり、月曜日。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

先週1週間は夏休みをいただいていました!
なんなら、前の土日から休みでした。
今年は周遊旅行などはやめましたので、
毎日広島県内でのんびりと過ごしていました。

月曜日。体を動かして、前の日に撮った画像をまとめる。

火曜日。本を買いに行き、喫茶店でゆっくりペースで読む。

水曜日。ラーメンを食べて、腹ごなしのコーヒーで小説を読みふける。

木曜日。早起きして、いいことした気分になり、昼寝する。

金曜日。カープにトトロ、トーキングブルースを楽しみにパソコン作業。

日が進むにつれて出不精になっていますね。
いいですね。熱中症は怖いですからね。

冗談はさておき。
「お盆の帰省は避けて、今年は近場で」
と新聞やテレビのニュースでも耳にします。
かくいう私もそう決めて
広島でのんびりした日々を過ごしています。

いつもであれば連休なら
「どこに行こうかな」とか
「あっち行って、こっち行って…」と
せっせと旅行の計画を練るところ。
そのどきどき・わくわくがないのは
今年寂しいことだなと感じていましたが…。

それって近くでもできるんじゃ?
という結論に達しました。

思えば、隣町の地理ってぜんぶわかっていますか?
メディアで紹介されたお店は知ってるけど、
周りに何かあるか知らなかったり。
観光地でいろんなお店が紹介された地域より
住んでいる近くの街のほうが、
思っているより知らなくて、
思っているより楽しい出会いがある。
こんなことあるんじゃないでしょうか。

最近読んだ本に、
「やむをえない理由をきっかけに
新しいものにチャレンジすると、
新鮮な発見があります」
「新しい経験をすると、
情報が増えるだけでなく、
視野が広がります」
と書いてありました。

今年この夏をいい意味で
「やむをえない理由」と捉え、
近くにあるけれど触れてこなかったものに
目を向けるのはいかがでしょうか。

外装に惹かれて入った喫茶店で
本棚の奥から引っ張り出した
文庫本を読みながら、
ふと思ったことでありました。

 

キネマの玉手箱!!

週の始まり月曜日。
みなさん、いかがおすごしでしょうか。


8月6日は75回目の原爆の日。
いつもと様変わりした平和公園。
コロナウイルスの影響です。
ただ、祈る気持ち、平和への思いは変わりません。
被爆ピアノのコンサートに、橋の上での署名活動。
いつもと変わらないのは
セミの鳴き声だけではありませんでした。

被爆建物、被爆ピアノ、残る資料…。
番組や世間でもそういった話題が交わされる。
被爆者の平均年齢は83歳を超え、
「被爆者から話を聞けなくなる世界」を
皆が少しずつ意識しているように感じます。

そんな折、
この夏に公開した映画を見に行きました。
「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」です。

「尾道三部作」などで有名な映画作家、
大林宣彦監督が20年ぶりに尾道で撮影した本作。
こちらもウイルスの影響で公開がずれこみ、
本来の公開日だった4月に監督はこの世を去りました。
まさに大林監督が最期に遺した作品です。

物語の舞台は、
その日を最後に閉館する海辺の映画館。
三人の観客が上映されている
戦争映画の世界に飛び込み、
戦争の悲惨さとリアルを
その身に感じていく、という物語です。

こんなにも平和を望むエネルギーを
戦争の悲惨さから映し出しているのか。
こんなにも戦争のない世界を
望んでいる人がいてくれたのか。
観終わったあとに、そう感じました。

『映画の歴史は変えられんけど、
歴史の未来はかえられるんかもね』
映画にもぐりこんだ観客のセリフから、
監督の哲学が伝わってくるようです。

実際に戦争を体験していない
「観客」のような存在の僕らでも、
これからの時代の「主役」になって
平和な未来を引き継いでいくことができる。
そんなメッセージが詰まった映画でした。
この夏に、観られてよかった。

東京では営業が縮小される現状でも
満席になる回も出てきているんだとか。
世代を超えて見られる作品だと思います。
みなさんも、その世界に浸ってみてください!


(監督の思いが詰まった同名書籍も販売されています!)

 

 

被爆ピアノ、未来への調べ

週の始まり月曜日、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

次の木曜日は8月6日。
原子爆弾が広島に落とされてから75年です。
「75年は草木も生えない」と言われた広島。
今年の式典は新型ウイルスの影響もあり、
いつも通りとはいかないようですが、
そのなかで脚光を浴びることになったのが
「被爆ピアノ」です。

例年歌われていた『ひろしま平和の歌』。
感染防止のため合唱を控えるかわりに、
被爆ピアノでの演奏が行われます。
世界に向けての平和の調べ。
どのような音色になるのでしょうか。

前回の広島テレビ『WATCH』や
テレビ派の特集でもお伝えした
被爆ピアノを巡る取り組み。
その中でも紹介された映画を見てきました。
『おかあさんの被爆ピアノ』です。

『おかあさんの被爆ピアノ』は、
武藤十夢さん演じる大学生・菜々子が、
祖母のピアノを通じて
被爆ピアノの調律師・矢川光則さんと出会い、
被爆地ヒロシマを学ぶ物語です。
劇中にも5台の被爆ピアノが登場します。

 

矢川さんを演じるのは佐野史郎さん。
時に厳しくも、優しく語るように話す矢川さんが
ヒロシマの歴史やピアノへの思いを伝えてくれます。

「広島のことをまだ何もわかっていない」と漏らす菜々子に
引け目を感じず、大胆にやりなさいと背中を押す矢川さん。
このシーンに、県外出身者の自分も
スッと胸のあたりが楽になる思いでした。

被爆ピアノをはじめとした美術のほか、
広島の風景を含めて資料性も高い映画です。

 

改めて、被爆75年。
命あるものには限りがあって、
その体験を語ってくださる被爆者のみなさんも
いつまでもいてくれるわけではありません。

その後の広島で、この世界で。
被爆の記憶をつなぎとめる役割が、
被爆ピアノに、この映画にあるのかもしれない。
そんな思いでスクリーンを見つめていました。

ただいま八丁座・呉ポポロシアターで
広島先行公開中です。
8月からは全国ロードショーとなります。
みなさん、ぜひ劇場へ足を運んでみてください。
(八丁座には小道具や写真の展示スペースもありました!)