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夏は浴衣で

梅雨入り梅雨明けとばたばたしているうちに季節は移り変わり、
いつの間にか夏真っ盛りとなっていました。
毎日身体にこたえる暑さですが、夏らしい青空は気分が高まります。

とは言え、次の月曜日はもう立秋!
暦の上では季節は秋ということになります。
季節の進むスピードの早さに驚かされます…

まだ夏らしいことが一つもできていないかったため、
先週、夏の浴衣を見に着物屋さんに行ってきました。
探したのは、手持ちの浴衣に合う新しい帯です。


浴衣は白地に水色のコスモス柄。
そして右の帯がこれまで持っていたもの、左が今回新しく選んだものです。
これまでの帯もなかなか可愛らしかったのですが、随分前に購入したものです。
これからはもう少し大人っぽい着こなしができたらと思い、少し渋めの色合いのものを選びました。

一緒に選んでくださった着物屋さんのお姉さんです。
以前、広島の浴衣の着始めのお祭り「とうかさん」の日の天気コーナーで
浴衣について紹介するにあたり、浴衣に関する色々なことを教えてくださった方です。

お姉さんはおっしゃっていました。
「夏の浴衣の目的は、風通しの良い装いで自分が涼しくなるためが半分、
そしてもう半分は、周りの人にも目で見て涼しさを感じてもらうため。
だから、例え暑くても、浴衣を着ているときは涼し気な表情で、凛とした振る舞いで。」

うだるような猛暑、例え何も着ていなかったとしても、きっと暑いですよね…
浴衣をさらっと羽織ったって、暑いときは暑いです。
それでも、せっかく着る浴衣です。
自分だけではなく、見る人の心に少しでも涼しさを届けることができたら素敵ですよね。
暑さに 顔をしかめたりせず、涼やかにほほ笑む。
…肝に銘じます。
(もちろん我慢しすぎはよくないです! 熱中症にはお気をつけください)

他にも、浴衣と季節に関する様々な興味深いお話を伺いました。
例えば、浴衣の柄は意外とひまわりやハイビスカスといった夏の花は少なくて、
なでしこやききょうといった秋の花が多いそうです。
それもまた、見た目の涼しさを感じてもらうためなんだそうです。

そういったお話の中でふと、「これ、よかったらどうぞ」と差し出されました。

白、橙、薄桃色の三色の、薄氷のような涼やかな見た目の飴。
ぽん、とさりげなく手渡される飴にも季節を感じ、その繊細さに感激していると、
「毎日の天気を伝える中でも、こういった感覚を大事にしてみてね」
とのお言葉。

晴れ、雨、曇り、暑い、寒い。
一番大事だけれど、それだけではなく、
季節の繊細な変化に気付こうとする気持ちを大切に、日々自然と向き合えたらと改めて感じました。